1. はじめに:技術部の仕事は「多岐にわたりすぎる」
中小企業の技術部で働く皆さんは、きっと共感していただけると思います。私たちの仕事は、驚くほど多岐にわたります。
- 既存設備のメンテナンス・故障修理
- 新規設備の導入計画
- 電気・インフラ関連の管理
- 製品の設計・試作
- 時には建物の改修対応まで…
私自身、後輩社員のマネジメントをする中で、**「誰がどの案件をどこまで進めているのか?」**が非常に見えにくいことに頭を悩ませていました。
「あの修理、いつ終わる予定?」「あの設計の進捗は?」と、いちいち確認する時間自体が無駄。そんな状況を改善するために、プロジェクト進捗管理システムを自作しました。
2. システムの概要:使い慣れたツールを最大限に活用
今回も、現場に馴染みのある「Googleスプレッドシート」をデータベースとして活用したWEBアプリを構築しました。
- 開発環境: Google AI Studio (Gemini API), Google Apps Script (GAS)
- 通知プラットフォーム: Google Chat
- 主な機能:
- プロセス階層管理: プロジェクトを細かなタスクに分け、期限を設定。
- リマインダー機能(目玉機能): 期限が近づくと、Google Chatのプロジェクト管理Botが自動でメンバーに通知。

3. AI(Google AI Studio)が「連携コード」も一瞬で生成
今回の開発で一番助かったのは、Google Chatとの連携部分です。
APIの仕様を調べてコードを書くのは本来時間がかかる作業ですが、AIに「GASからGoogle ChatのWebhookを使って通知を飛ばすコードを書いて」と頼むだけで、実用的なサンプルコードが数秒で出てきました。
私はスプレッドシートの構造を伝えるだけで、UIの作成から通知ロジックまで、AIとの対話だけで完成させることができました。専門業者に依頼すれば、これだけで数十万円のコストと数週間の納期がかかるところですが、今回は「ほぼ無料」かつ「数日」で運用までこぎつけました。

4. 導入後の反響:スマホへの通知が「忘れ」を防ぐ
実際に導入してみると、特に後輩社員やメンバーから嬉しい声が上がりました。
- 「Google Chatにリマインドが来るので、タスクの漏れがなくなった」
- 「わざわざPCを開かなくても、スマホの通知で期限を確認できるのが助かる」
- 「進捗が可視化されたことで、次に何をすべきか迷わなくなった」
管理者である私自身も、進捗を確認する手間が大幅に減り、本来の「技術的な検討」に集中できる時間が増えました。
5. まとめ:現場の「お困りごと」はAIで自作する時代へ
「DX」とは、必ずしも高価なパッケージソフトを入れることではありません。現場の人間が、現場の課題を、AIを使ってサクッと解決する。これこそが中小企業にとってのリアルなDXだと確信しています。
特にGoogle AI Studioを使えば、技術的なハードルは驚くほど下がります。皆さんの現場にある「ちょっとした不便」、AIで解決してみませんか?
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