【現場DX】Google AI Studioで作った「製品在庫管理システム」が、工場の“探し物時間”をゼロにした話

1. はじめに:工場の「在庫どこだっけ?」を解決したい

私の働く工場では、長年一つの課題がありました。それは**「製品在庫がどこに、どれだけあるか、担当者以外すぐに分からない」**ということです。

「あの製品、まだ在庫あったっけ?」「どこに置いてある?」
そのたびに倉庫担当者を探して確認する。この数分間のロスが、積もり積もって大きな無駄になっていました。

そこで、**Google AI Studio(AI)**の力を借りて、誰でも一瞬で在庫を検索できるWEBアプリを自作しました。

2. システムの概要(スプレッドシートをDBに活用)

特別なサーバーを契約するのではなく、現場でも馴染みのある「Googleスプレッドシート」をデータベース(情報の保管場所)として活用したWEBアプリです。

  • 開発ツール: Google AI Studio (Gemini API), Google Apps Script (GAS)
  • データベース: Googleスプレッドシート
  • 主な機能:
    • 入庫・出庫管理: ボタン一つで在庫数を更新
    • 在庫検索: 製品名や製品番号を打つだけで「個数」と「保管場所」を表示
    • 操作ログ: 「いつ、誰が、何を動かしたか」を自動記録
Google AI Studioで作成した在庫管理システムの画面

3. AI(Google AI Studio)を使った開発の裏側

今回の開発で一番の驚きは、**「コードの大部分をAI(Google AI Studio)に書いてもらった」**ことです。

私は「スプレッドシートをこう操作して、WEB画面にはこのボタンを置いてほしい」という要件をAIに伝えるだけ。複雑な関数の組み合わせや、GASのコード作成はAIが数秒で書き出してくれました。

これまでなら専門の業者に数十万〜数百万円で依頼していたようなツールが、AIとの対話で、しかもほぼ無料で形になったのです。

4. 導入後の劇的な変化

このアプリを導入した結果、現場には以下のような変化が起きました。

  • 「担当者待ち」の解消: 倉庫担当者が不在でも、事務所のPCやタブレットから誰でも在庫が確認できるようになりました。
  • 保管場所の見える化: 「あっちの棚にあるはず」という記憶に頼る管理から脱却。
  • ミスの削減: 操作ログが残るため、入出庫の入力ミスや漏れがすぐに特定できるようになりました。

5. まとめ:中小企業のDXは「身近なツール×AI」で十分

「DX」と聞くと、何か巨大なシステムを想像してしまいますが、現場の課題を解決するのは、こうした**「小さくても確実に動くツール」**の積み重ねだと実感しています。

特にGoogle AI Studioは、開発経験が少なくても強力な味方になってくれます。

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